ミーラ ヴィラ・フランチェスキで滞在型ウエディング
ヴェネツィアから車で約40分。賑やかなヴェネツィアとは打って変わって、豊かな田園の中にヴェネツィア貴族の城館が建ち並ぶブレンタ川畔に、ヴィッラ・フランチェスキはある。
16世紀のヴィッラを改修した別館と、クラシックなサロンをもつ本館。そして週に3回庭師を呼んでいるという、手入れの行き届いた庭園。格式高いヴィッラでありながら、いつでも気さくに迎えてくれる温かいもてなしは、コルソ・ファミリーならではと言えるだろう。
春から夏に移りゆく4月下旬、朝夕の肌寒い空気が昼間には夏のような陽射しに変わっていく。その移り変わりを楽しむように、本館1階客室には、サンルーフのテラスが誕生した。別館正面の広場にもパラソルとテーブルが備えつけられ、木立と彫像が立ち並ぶ庭園を、誰もが楽しめるように工夫されている。夏にはジャグジーを造る計画もあるらしい。
今回の滞在中には、イタリア国営放送「RAI」の取材クルーがEVCコーディネートによるミーラ市庁舎での挙式とヴィラ・フランチェスキでのパーティーシーンを取材撮影し、イタリア全土で放映された。
取材中は挙式やパーティーの進行に走り回っていたアレッサンドロ(コルソ・ファミリーの長男で、ウエディングの責任者)に、「いつも忙しいアレッサンドロ、もう1人いてくれたらいいのに。」と通訳コーディネーターの和美さん。「わかった。僕をあと4人産んでくれるように両親に頼んでみるよ。」と答えるアレッサンドロ。こんなウィットのあるコンビと一緒だから、ミーラでの撮影はいつも明るく、ハリのある仕事になっている。
カメラマン/山下由紀子

トスカーナでの食体験
陽光が緑の丘陵にやわらかく降り注ぐ4月、イタリアのキャンティ地方に行ってきました。キャンティといえば、ガッロ・ネッロのマークでおなじみの、世界でも有数なワインの産地。歴史に名を馳せた貴族の末裔が今も、お城に併設された醸造所で静かにワイン造りを営んでいる、美しくのどかな別天地です。
この旅で何よりも心に響いた感動体験は、コンカ・ドーロ(黄金の谷)の森の奥にひっそり佇むレストランでの、トスカーナ伝統料理との出会い。アーティチョークやにんじん、セロリなど、みずみずしい野菜を、エキストラ・バージン・オリーブオイルと塩で食す前菜から始まり、トーストされたブレッドの上に、熱々のレバーペーストをのせたイタリア風カナッペ・クロスティーニに続いて春を味わう極めつけの一品・いちごのリゾット、そしてトスカーナ名産・イノシシのニョッキ、メインには塩だけで堪能するキアナ牛のTボーンステーキを、デザートはフレッシュフルーツで作ったストロベリージェラートと、一皿ごとに供されるワインとともに食の奥深さにはまり、ワインと料理が一対となるトスカーナ食文化の真髄を身を持って体感した一夜でした。
スタッフライター/C.N.

コンサルティングのあとは優雅にお食事でも
EVCがある新宿御苑周辺は、意外かもしれませんが、グルメスポットが豊富です。テレビ、雑誌、インターネットでたびたび紹介される有名店もあれば、「広報は絶対にしない、させない」という職人がたきの知る人ぞ知る店までユニークなお店がそろっています。ただこの辺りは中小企業が集まるオフィス街でもあるので、土日祝は休みのところも少なくありません。
もし日曜日にコンサルティングに来て、帰りに食事をするなら、新宿通りを渡り新宿御苑沿いを歩いてみてはいかがでしょうか? 御苑の緑を眺めながら食事ができるお洒落なお店が集まっています。
新宿御苑大木戸門正面にあるのはフランス料理の『パークカフェ』。お花見の季節は予約も入らないほど混む超人気のお店。営業はランチとディナータイムのみです。
新宿駅に向かって歩くと、ガラス張りで中は吹抜けという『カフェ ラ・ボエム』が目を引きます。ちょっとしたドレスコードがありますが、EVCにいらっしゃるお客様は問題ないでしょう、…たぶん。
もう少し新宿駅方面へ行くと、店先にテーブルが並ぶ西洋創作料理の『オリオール』があります。自然の素材を生かしたヘルシーメニューが人気の秘密。
さらにしばらく行くとあるのが“新宿区健康づくり協力店”に指定された『ぴーまん』。ソフトドリンク100種類以上を常備する生野菜ジュース専門店ですが、ランチタイムは食事もできます。
コンサルティングのあとどこへ寄るか迷ったら、スタッフにご相談ください。平日であれば、チョイスはもっともっと広がります。
さてEVCでは、このようなグルメ情報を集めて新宿グルメマップを制作中なのですが、日々の業務に追われて完成はもう少し先になりそうです。ご来社された時「グルメマップはもうできましたか?」とコンサルタントにプッシュしてみてください。
※『パークカフェ』は2005年に閉店いたしました
スタッフデザイナー/cizco

EVCは自然を感じるオフィス
EVCの「売り」の一つは、オフィスのある24階から眺める新宿の風景。西新宿の高層ビル群や新宿御苑を間近に望み、刻々と色を変える夕焼けに、また摩天楼が林立する夜景に感動されたかたが大勢いらっしゃることでしょう。ご来社したお客様が見られる眺めはほんの一場面ですが、働いているとこれらの美しさに感動するばかりでなく、季節の移り変わりもわかります。太陽の軌道が季節によってこれほど違うとは驚きでしたし、時には「太古から続く自然の確かさ」が見えたり…なんてことも。
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↑クリック↑ 2005.8.4更新 |
移転してきて以来こっそりと撮り続けた写真を一部ですがスライド形式にまとめましたので、よかったらご覧ください(右の写真をクリックするとスライドショーの窓が開きます)。
そして本物の感動を味わいに、コンサルティングを受けにお越しください(ご来社は完全予約制)。
撮り逃がした風景(例えば、高層ビルを直撃する夕闇の稲妻、深紅に染まる夕焼け、ダイヤモンド富士、昨年は中止になった外苑花火大会など)を絶対に撮ろうと仕事もそっちのけで、わたしは今日も外ばかり眺めています。
スタッフデザイナー/cizco

ホーチミンでは手をつないで
ソンニャット空港を降り立つと、予想外に爽やかな空気が出迎えてくれた。
家族や友人を待ちわびる出迎えの人々の笑顔、エレガントなアオザイ姿を見ると、顔も心もほころんでくる。
一番誠実そうなタクシードライバーをつかまえて、いざ街中へ。
遠くに見える椰子の木や濃緑の木々を見つめながら旅愁に浸っていたが、市街地が近くなると何処からかバイクの波が押し寄せて来る。アオザイ女性の横座り乗りはまだしも、家族4人で一台にまたがっているのには驚かされる。ベトナムでは大人二人までは許可されていて、子供は数には入らないとのこと。両親と子供二人が一台にがっちりとまたがっているのも、立派に合法らしい。5車線もある幹線道路でも、バイクの波はおさまらない。大きな車体の車がしどろもどろになるほど、山積みに人や荷物を乗せたバイクは隊列を組んで大波のように押し寄せて来る。
車窓や道路脇から見るだけでも迫力のあるバイクの波。この大波の中を渡るのがまたひと苦労なのだ。信号のない街のため、バイクの波が途切れることはほとんどない。ではどう渡るか? 私が5車線道路を渡ろうとタイミングを待ち倦ねていると、それを見ていたバイクタクシー運転手が助け船を出してくれた。「手をつなげ。」と言ってくれているらしい。素直に手をつなぐ。悠然と、ずんずんと前進する。すると不思議と道が開けてくるのだ。無事に向こう側へ渡ることができた。これが私の初渡り。
ある人が、ホーチミンの道路を渡る秘訣を教えてくれた。
「走らない。止まらない。まっすぐ歩く。」
ここで渡りたい、と思ったらしっかり手をつないで歩きだそう。歩き始めたら、ためらわない、焦らない。自分達のペースをしっかり守って、まっすぐに突き進む。そうしたら、自然と道ができてくるのだ。
このホーチミンの道渡り、何度か繰り返していくうちに徐々にペースが掴めてくる。初めは躊躇していても、しっかり手をつないでいたら、二人のペースを身体が覚えこんでいく。東洋のヴェニスと言われ、美しい風景と美味しい食事に恵まれたホーチミン、こんなふうに楽しみながら、自然と二人で生きていくペースが確信できるのかもしれない。
カメラマン/山下由紀子

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