ホテルへ戻ってもイベントは続きます。テラスでのシャンパン・セレブレーションや植樹、記念撮影、そしてディナー。「アメリカなんだから外国映画風にオードリー・ヘップバーンをイメージして」と、由貴子さんはベールから帽子へチェンジ。ヘアメイク担当の幸子さんがここでもお手伝い。その日一日の由貴子さんの体調も気遣ってくれつつ......。ウエディングケーキは甘党の花嫁パパも太鼓判のおいしさ。時の経過を忘れてくつろぐひとときです。
●シャンパン・セレブレーション ふたりの希望通りに用意されたウエディングケーキを囲み、シャンパンで乾杯する“シャンパン・セレブレーション”はホテルのテラスで。由貴子さんは帽子にイメージ・チェンジ。昼下がりのお茶を楽しむような、家族水入らずのパーティです。
●植樹 ホテルのお庭に記念の植樹。9種類から好きな苗木が選べ、ふたりが選んだのはバージニア州の花、ドッグ・ウッド(ハナミズキ)のピンク。8mほどまで成長し、4〜5月に可憐な花をつけるそう。植樹した枝に、挙式の日付とふたりの名前を刻んだプレートをかけて終了。
●記念撮影 チャペル周辺やバージニア大学構内でも撮影しますが、ホテルに戻ってからもお気に入りの場所で記念撮影。サロンや玄関、階段や廊下といった到る場所が美しい撮影スポット。ふたりの笑顔は中世貴族のポートレートみたい!希望しだいでお部屋での撮影もアレンジOK。
●メモリアル・ディナー 今日のディナーはキャンドルを灯したテーブルで。プライベートな時間と空間が約束される個室だから、家族の会話もいっそう盛り上がります。食事はもちろんスペシャル・フルコース。2皿目の前菜やメイン、デザートは選択でき、ご注文いただけばバージニア州産のワインも登場。
朝食は1Fのレストランが基本ですが、希望しだいでお部屋のテラスにセッティングすることもできます。少し肌寒い朝でしたが、ふたりはおそろいのセーターを着込んでテーブルに着席。朝日が降り注ぐ庭園に目を上げ、「景色を持って帰りたい」と思わずつぶやく場面も。「美味しい、美味しい」を連発する由貴子さん、滞在中はずっとベーグルをオーダーし続けたそう。達さんは果実をそのまま絞った生ジュースに大絶賛。チェックアウト後、ホテルを後にした一行は次なる目的地・ワシントンD.C.へ向かう道で、乗馬やショッピングに途中下車。
見所豊富なワシントンD.C.ではじっとしていられません。みんなでバスに乗り込んで観光名所をそうざらい!ホワイトハウスやスミソニアン、アーリントン墓地など、アメリカを代表する場所を訪れるなんて今しかないチャンス。頭の中で歴史の教科書をめくりながら、景色や建物、絵画を堪能。ショッピング。タイムにふたりは、この旅の思い出にしてもらおうと、家族一人一人に贈るプレゼントを買い込みました。
1912年に改装されたときはタバコ農園主の大邸宅だった「ケスウィックホール」。「アシュレイ・ハウス」の愛称をもつようになったのは、バーナード・アシュレイがここを買い取り、約3年をかけて大改築した頃から。インテリアを担当したのはアシュレイ婦人。あの有名なデザイナー、ローラ・アシュレイ。全48室は1室ごとに異なったインテリアで、挙式カップルは申込時に好きなデザインのお部屋をリクエストできます。6000エーカーの壮大な敷地内にはゴルフ場を初め、サイクリングコースやプールも完備。時を忘れる滞在型ウエディングにはもってこいの世界。