家族旅行の思い出を作りたくて海外を選んだという松浦哉史さんと美希さん。ガーデニング好きの美希さんは造園で有名なニュージーランドに目を付け、テカポ湖にある「善き羊飼いの教会」を知りました。ＥＶＣから家族で貸し切れる高級ロッジの滞在もすすめられ、のんびり過ごすならまさにこの場所がぴったりと決定。挙式前日には家族と共に牧師先生宅に寄って話が聞けるので、当日は見知った顔が司式してくださる安心感も。神聖な挙式を終えると、美しい自然美の中での記念撮影や、貸切クルーザーでの湖上パーティも満喫しました。

1. 教会の前で記念撮影。サザンアルプスの雄大な景色をバックに存分の撮影タイムを楽しんで　2. 目の当たりにした大自然は息を呑む美しさ。両手を広げて迎え入れてくれる大地のぬくもりが感じられます　3. 挙式前日に寄ったマイケル牧師先生の自宅にて。結婚についての教えを受ける会話を通し、お互いを知り合うことができました　4. 日本から写真を送ってオーダーしたオリジナルブーケ。花にこだわる花嫁ならではの清楚なスタイル　5. 効力のある結婚証明書には、新郎新婦に続いて立会人となる両家代表者も署名。揺るぎない絆を記録に残します

30.October.2000
松浦哉史さん＆美希さん

■参列者／7名
■式場を選んだ理由／
「花の国の美しい自然に包まれて、実感が形になって残るリーガル挙式を希望したことと、家族がゆったり過ごせる環境が決め手」

飾り立てる演出はなくても、神のもとに法律上の契約を交わす教会でのリーガル挙式。それぞれの姓を名乗っていた新郎新婦は、この瞬間にひとつの家庭を誕生させます。

6. 前日の面接で「相手は自分を映す鏡です。結婚はふたりで生きるものだから、互いによく考えて行動しなさい」と教えてくれたマイケル牧師に、改めて決意を誓うふたり　7. 教会の前庭にてフラワーシャワー。湖から吹く風が花びらを散らして　8. 陰影のコントラストが美しい「善き羊飼いの教会」の祭壇。正面に神秘的な輝きを湛えたテカポ湖とサザン・アルプスを眺めて

教会の存在意義や婚姻の実感を心に刻む挙式を終えると、風光明媚な景色の中にパーティ・クルーザーを出発させて。感動醒めやらぬままロッジへ戻るとオーナー夫妻が温もりでふたりと家族を迎えてくれました。

9. 専用クルーザーを貸し切って約1時間の湖上パーティに出航。シャンパン＆カナッペのおもてなしもたっぷりあります　10. ニュージーランド伝統のリッチフルーツケーキに入刀。地元では初めての子どもができるまでこのケーキを残しておくのだそう　11.「テカポロッジ」でメモリアルディナー。オーナー夫妻によるニュージーランドの家庭料理、煮込みやラム、自家製ケーキなどに舌鼓

「家族同士が仲良くなり、何度も旅行話をしてくれるのが嬉しいですね」と美希さん。都市から都市への移動中にも壮大な自然美が車窓を賑わせ、ふたりと家族はもうニュージーランドのとりこです。

12. コンシェルジュの勧めで、あまり観光化されていないダウトフルサウンドツアーへ。“サウンド・オブ・サイレンス（静寂美）”が心を洗うよう。イルカの群とも遭遇しました　13. 川の増水のためにラフティングは断念しましたが、代わりにジェットボートスリルを体験（クイーンズタウン）　14. クライストチャーチでは、一般家庭のプライベートガーデンを廻るバスツアーに参加　15. 花好きで写真好きの美希さんが撮影した一枚。我を忘れてシャッターを切ってしまったそう

テカポ湖を見下ろす高台に建つ高級B&B「テカポロッジ」は4客室のみ。ふたりの挙式では正真正銘の全館貸切となり、リビングやダイニングでも気兼ねないくつろぎが約束されました。

16. のんびりとした景色に溶け込んで建つ「テカポロッジ」。ゲームやお茶が自由に楽しめるリビングやランドリールームも併設。ダイニングや客室から正面にテカポ湖や善き羊飼いの教会を見渡すことができます　17. 滞在中は家族同様にお世話してくださるオーナー夫妻。家庭料理も魅力

彩り豊かなルピナスの花々は、12〜1月にかけてが最も美しい

テカポロッジのサロン。落ち着いた調度品に心も和む

ヘリをチャーターしての氷河フォトツアー。雪をバックに

テカポロッジの庭から「善き羊飼いの教会」を見下ろせる

挙式前には現地スタッフと一緒に役所でリーガル挙式の申請を

アカロアの街から、イルカと一緒に泳げるクルーズツアーあり