永野正則さんと由紀さんがアイスランド挙式に決めたのは、「一生に一度はオーロラが見たい」という願いから。候補地は初めフィンランドでしたが、数軒の旅行会社に問い合わせると挙式の手配が難しいとの答えにがっかり。「アイスランドなら挙式環境が整っていて、オーロラ観賞も叶いますよ」とアドバイスしてくれたのはEVC。ビデオを見て気に入り、すぐに希望地を変更しました。当初はふたりで行く予定でしたが、せっかくだからと家族や友人にも声を掛けました。「レイキャビクでは私と妹と友人の女三人で宿泊。ハネムーンを兼ねた挙式旅行ですが、同時に姉妹旅行と友人旅行も楽しめたわけです」(由紀さん)。正則さんの誕生日とも重なった挙式は、戸籍に記載が残るリーガルスタイル。アイスランド人シッガさんのご家庭に迎えられた挙式後のホームパーティも、言葉の壁を乗り越えた楽しい時間となりました。
1. 教会はアイスランドの首都・レイキャビクのシンボル的存在。街のどこからでも見える巨大な建物で、外観も白一色です 2. 高い天井を貫くようにそびえる見事なスチール・パイプオルガンを背景に 3. 雪景色に覆われるアイスランドにふさわしい真っ白な教会内
10.February.2001 永野正則さん&由紀さん ■参列者/6名 ■式場を選んだ理由/ 「日本国内の親戚を集めるより、ごく身近な家族や友人に祝って欲しくて。アイスランド人のご夫妻やスタッフの皆さんにもあたたかく祝福していただきました」
ふたりの挙式はアイスランドが認める正式な婚姻。事前に日本で戸籍抄本を提出し、挙式当日は日本人牧師の司式で結婚証明書にサインしました。
4. 細かい通訳と腕利きアーティストの登場で出発前は不安だったヘアメイクは望み以上の出来映えに 5. 豪華なリムジンでホテルから教会へ移動します 6. 男女混声4名の聖歌隊がパイプオルガンの壮大な響きに合わせて、アイスランド語による神秘的なハーモニーを熱唱 7. 家族と友人が見守る中で指輪を交換。ガチガチに緊張していた正則さんは退場時にドレスのすそを踏んでしまい、泣きかけていた妹の純子さんを笑わせてしまいました
EVCコーディネートによるアイスランド挙式の特徴は、挙式後のパーティが地元の一般家庭で催されること。主催は普通の主婦。それだからこそ、アイスランドならではの家庭の雰囲気が味わえます。
8. ウエディングケーキを手でちぎって食べさせ合うのがアイスランド式。どこか懐かしい素朴な味わいだったそう 9. 右から、パーティ主催のシッガさん、友人の池田佳奈さん、由紀さん、陶芸家のソーラさん、妹の純子さん
挙式後のホームパーティを開いてくれたシッガさんはとても素敵な女性でした。彼女のご子息の奥様が日本人ということで、トイレに「御手洗」と達筆に書かれていたのがおかしくて。マジパンで作ったケーキが出てきたり、お部屋をあれこれ見せてもらったり、心配していた言葉の壁はほとんどなし。たまたまシッガさんのお宅に来ていた陶芸家のソーラさんには、アトリエに招待してもらって感動しました。「ウエディングドレスでここに来たのはあなたが初めてよ」と言われ、家族に笑われました。
遙かな山脈、切り立った溶岩地帯、天然温泉と、自然の厳しさと恵みを併せ持つアイスランド。不思議な景観を見に家族で出掛けた一行は、意外な見所の多さに大喜びです。
10. 「ハトルグリームスキルキャ教会」の展望台から眺めたレイキャビク市内。おもちゃのようにカラフルな街並みが360度見渡せます 11. ふたりが滞在したホテルイースランドのスイートからの夜景 12. レーガン・ゴルバチョフ会談で有名な迎賓館近くの湖は水鳥たちが羽を休める市民憩いの場 13. アイスランドの国鳥パフィン。アイスランドでは鯨をはじめこのパフィンも刺身が美味
リーガル挙式では、アイスランド統計局と在日大使館双方から結婚証明書が発行される
ガラス張りの寝室、サロン、浴室から眺望が楽しめるスイート
教会と街並みをバックに冬ならではの幻想的なフォトツアー
温泉とオーロラ観賞が楽しめるブルーラグーンホテル